脚本が素晴らしい映画をランキング形式で紹介する
今回は、脚本が素晴らしい映画の中からおすすめのものを厳選して20本ご紹介します。
ドラマティックな展開の果てに、あっと驚くような結末!
映画って素晴らしいと思わされる名作ばかりですよ!
20位 デッド・ゾーン
『デッドゾーン』は1983年にデヴィッド・クローネンバーグ監督で製作されたスティーヴン・キングの小説『デッド・ゾーン』を原作としたホラー映画。
昏睡から目覚めたあと超能力に持つに至ったある教師ジョニー・スミス(演:クリストファー・ウォーケン)をめぐる物語である。原作にあるジョニー・スミスとグレッグ・スティルソンの視点の内、ジョニー・スミスの視点に絞った構成になっている。
本作品は第12回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭(1984年)で批評家賞、黄金のアンテナ賞、ヒッチコック・サスペンス映画賞を受賞した。
19位 セブン
『セブン』は、猟奇殺人を描いた1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界観を描いている。
18位 あの頃ペニー・レインと
2000年製作のアメリカ映画である。キャメロン・クロウの監督・製作・脚本。
監督のキャメロン・クロウは実際に15歳で『ローリング・ストーン』誌の記者になり、レッド・ツェッペリン、ニール・ヤングなど、数多くの伝説的なミュージシャンへのインタビューに成功した。その体験が基になっており、彼はこの作品で第58回ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)と第73回アカデミー賞脚本賞を受賞した。青春映画として、また音楽映画として非常に評価が高い。
17位 ブロードキャストニュース
1987年のアメリカ映画。TVニュース界の裏側を、ときには辛らつに、全体としては爽やかに描いた社会派ロマンティック・コメディ。
アカデミー賞の主要部門のほとんどすべてにノミネートされたが、『ラスト・エンペラー』という大魚がライバルにいたためか、無冠に終わった。しかしベルリン国際映画祭の女優賞をハンターが受賞。作品自体もニューヨーク映画批評家協会賞をもらった。
AFI(アメリカ映画協会)が選出するアメリカ喜劇映画ベスト100で64位。
16位 恋愛小説家
1997年製作のアメリカ映画。ジェームズ・L・ブルックス監督。偏屈なロマンス小説作家と、彼の行きつけのレストランで働くウェイトレスとの恋愛を描いている。
ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが、共にアカデミー主演男優賞と主演女優賞を受賞した。
15位 恋におちたシェイクスピア
1998年公開のアメリカ映画。主演はグウィネス・パルトローとジョセフ・ファインズ。
第71回アカデミー作品賞ならびに第56回ゴールデングローブ賞 コメディ・ミュージカル部門作品賞受賞作品。
『ロミオとジュリエット』の初演を背景とし、若かりし日のウィリアム・シェイクスピアと彼を信奉する上流階級の娘ヴァイオラとの恋愛を描く悲喜劇の恋愛映画。
作中にはシェイクスピアを始め、エリザベス1世やクリストファー・マーロウなど、エリザベス朝を彩る歴史上の人物が多数登場する。
14位 アメリカン・ビューティ
1999年製作のアメリカ映画。
平凡な核家族が崩壊する過程で、現代アメリカ社会の抱える闇を時にコミカルに描き出す。娘の同級生に恋する中年男性をケヴィン・スペイシーが演じている。
第72回アカデミー賞で作品賞を受賞した。
13位 ニノチカ
エルンスト・ルビッチ監督による1939年製作の映画作品。
ソビエト連邦を風刺したコメディ。グレタ・ガルボが初めて出演したコメディ作品で、それまでシリアスな役どころが多く「笑わない女優」と呼ばれていたガルボが大笑いするシーンがあることから、公開当時は「Garbo laughs!」(ガルボ笑う)というキャッチコピーが使われた。
12位 トイ・ストーリー
1995年、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作。監督ジョン・ラセター(ピクサー)。長編フルCGの作品を生み出した制作チーム統括の業績に対し、監督ラセターはアカデミー特別業績賞を受賞した。他にアカデミー賞候補として、脚本賞ノミネート(アンドリュー・スタントン)、オリジナル主題歌賞ノミネート("You've Got a Friend in Me")、作曲賞(コメディ部門)ノミネート(ランディ・ニューマン)。
11位 ゴスフォード・パーク
2001年製作のイギリス映画。ロバート・アルトマン監督のミステリー。アルトマンらしい群像劇で、イギリス郊外のカントリーハウス「ゴスフォード・パーク」を舞台に、貴族たちとその従者たちの複雑な人間関係を描いている。イギリスの名優が多く出演し、アカデミー脚本賞を受賞した。
10位 切腹
1962年の日本映画。昭和37年度芸術祭 (文化庁)参加作品。滝口康彦の小説『異聞浪人記』を、松竹の小林正樹が演出した作品である。
社会派映画を監督してきた小林正樹が、初めて演出した時代劇映画である。武家社会の虚飾と武士道の残酷性などの要素をふんだんに取り入れた、かつて日本人が尊重していたサムライ精神へのアンチテーゼがこめられた作品である。
三池崇史監督の「一命 」 (2011年公開)は本作のリメイク。
9位 十二人の怒れる男
1954年製作のアメリカのテレビドラマ。および、それのリメイクである1957年製作のアメリカ映画。
「法廷もの」に分類されるサスペンスドラマ・サスペンス映画であり、密室劇の金字塔として高く評価されている。ほとんどの出来事がたった一つの部屋を中心に繰り広げられており、「物語は脚本が面白ければ場所など関係ない」という説を体現する作品として引き合いに出されることも多い。
8位 Wの悲劇
内容的にかなり脚色を施し、1984年に角川春樹事務所が制作した日本の青春映画である。薬師丸ひろ子主演。カラー・108分。作品および監督の澤井、主演の薬師丸、助演の三田はこの作品で数々の賞を受賞したほか、薬師丸による主題歌もオリコンチャート月間1位を記録するヒット作となった。
原作の小説とは設定が違い、舞台女優を志望する女性が劇団のスキャンダルに巻き込まれ、それをチャンスと逆手に取り成り上がっていくストーリー。原作小説のメインストーリーは映画内の劇団が公演している舞台のストーリーとなっており、映画内に原作ストーリーをそのまま内包した形で展開している。
7位 ギャラクシー・クエスト
『スタートレック』へのオマージュ全開のパロディ映画。
宇宙の英雄である『エンタープライズ号』ならぬ『プロテクター号』乗組員を演じる売れない俳優が、実際の宇宙戦争に巻き込まれる二重構造に、現実の『スタートレック』を絡ませた三重構造がストーリーを面白くしている。前半ではSFシリーズと熱狂的なファンのパスティーシュで、冷静にファンダムの在り様を描いている。批判的にも見えるシーンは中盤からスペース・オペラ活劇になだれ込み、後半のマニア万歳で幕を閉じる。
6位 パルプ・フィクション
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した。その他にも多くの賞を受賞している。
おおまかなストーリーとしてはひとつのマフィアの話となっており、その中にいる人間の短編ストーリーとなっている。本作は時間的な順序とは異なった流れで構成されており、時系列シャッフルを取り入れた作品である。
5位 スティング
1973年公開のアメリカ映画。
1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を軽快に描いたコメディ映画。信用詐欺(コン・ゲーム)を扱った代表的な映画である。
4位 羊たちの沈黙
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1991年公開のアメリカ映画。監督はジョナサン・デミ。トマス・ハリスの同名小説をテッド・タリーが脚色。
主演はジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス。第64回アカデミー賞 作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞受賞作品。アカデミー賞主要5部門を制したのは「或る夜の出来事」、「カッコーの巣の上で」に次いで3作目である。
連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描く。
3位 アダプテーション
創作に悩む脚本家を中心に、虚構と現実が交錯していく異色コメディ。監督は「マルコヴィッチの穴」のスパイク・ジョーンズ。製作総指揮・脚本は「マルコヴィッチの穴」「コンフェッション」のチャーリー・カウフマン。
2位 シックス・センス
死者が見える少年と彼をサポートする児童心理学者が体験する「未知の世界」と、二人の交流、そして心理学者が自らにおかれた「真実」を受け入れ、少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくのかを鮮明に描くかれる。一見ホラー映画に見えるも、その実態は二人の人間の苦悩と決意が描かれるヒューマン・ドラマといえる。
この作品の成功によって、M・ナイト・シャマランは一流監督と見なされるようになった。また、ハーレイ・ジョエル・オスメントも天才子役という評価を決定付けた。
アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネートされた。
1位 ユージュアル・サスペクツ
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銃器強奪事件の面通しで集められた五人の前科者(これがタイトルの指す“常連の容疑者”)を主人公に、歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で描いたサスペンス・ミステリー。
まとめ
いかがでしたか?
気になる作品はありましたでしょうか?
どの作品も、何度でも繰り返して観たくなるほどよく練りこまれた脚本によって構成されています。
どれでもよいのでぜひ観てみてくださいね!