おすすめランキング

おすすめをランキング形式で紹介

医療・介護がテーマのおすすめ小説を紹介する【老い・生と死】

今回は、医療や介護・看護がテーマになっている小説を厳選してご紹介したいと思います。

暗く重いテーマですが、誰もがいつかは通る道だけに、いつのまにか真剣に読みふけっている自分に気付かされることでしょう。

 

 

10位 半落ち

半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)

 

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

 

 

9位 廃用身

廃用身

廃用身

 

「廃用身」とは脳梗塞などの麻痺で動かなくなり、回復の見込みのない手足のことをいう医学用語。医師・漆原は医学的な効果を信じて老人患者の廃用身をつぎつぎに切断する。悪魔による老人虐待か、それとも奇跡の療法か?

 

 

8位 万寿子さんの庭

万寿子さんの庭 (小学館文庫)

万寿子さんの庭 (小学館文庫)

 

「あなたがお隣に引っ越してきてから、わたしの人生はまた乙女時代に戻ったかのような活況を取り戻しました」竹内京子、二十歳。右目の斜視にコンプレックスを抱く彼女が、就職を機に引っ越した先で、変わり者のおばあさん、杉田万寿子に出逢った。万寿子からさまざまないやがらせを受け、怒り心頭の京子。しかし、このおかしなやりとりを通じて、意外にも二人の間に、友情ともいうべき感情が流れ始めるのだった。半世紀の年齢差を超えた友情が、互いの人生に影響を与えていく様を温かな筆致で描く感涙の物語。

 

 

7位 少女

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

 

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。

 

 

6位 介護入門

介護入門

介護入門

 

俺はいつも、「オバアチャン、オバアチャン、オバアチャン」で、この家にいて祖母に向き合う時にだけ、辛うじてこの世に存在しているみたいだ。第131回芥川賞受賞作。

 

 

5位 赤い指

赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

 

構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場! 身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。

東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。

 

 

4位 介護小説 最期の贈り物

介護小説 最期の贈り物

介護小説 最期の贈り物

 

徹三は、元大学教授。人格者として多くの人に慕われる存在だった。それがある日突然、帰る家を忘れ下着姿で街を徘徊するようになった…。痴呆のお年寄りをかかえる家族の地獄絵図。そして家族の崩壊。心の闇をかかえる孫の香子が、家族の再生に向け選んだ道は、徹三の心地よい「居場所」を見つけることだった。グループホーム―介護を社会に開くことが、「居場所」探しのキーワードに。介護に関する情報を数多く盛り込み、お年寄りにとっても介護家族にとっても幸せな介護とは何かを探る感動の介護小説。

 

 

3位 恍惚の人 

恍惚の人(新潮文庫)

恍惚の人(新潮文庫)

 

文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。老いて永生きすることは果して幸福か?日本の老人福祉政策はこれでよいのか?―老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し、誰もがいずれは直面しなければならない“老い”の問題に光を投げかける。空前の大ベストセラーとなった書下ろし長編。

 

 

2位 ロスト・ケア

ロスト・ケア (光文社文庫)

ロスト・ケア (光文社文庫)

 

「日ミス」全選考委員を唸らせた、骨太エンターテインメント!

介護に追い詰められていく人々、正義にしがみつく偽善者、社会の中でもがき苦しむ人々の絶望を抉り出す、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
魂を揺さぶるミステリー小説の傑作に、驚きと感嘆の声!

 

 

1位 明日の記憶

明日の記憶 (光文社文庫)

明日の記憶 (光文社文庫)

 

広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!

山本周五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

普段は気楽に読める軽い内容の小説ばかり読まれている方でも、ふと立ち止まって今回ご紹介したような重いテーマの小説にチャレンジしてみるのも、新しい気づきがあったりして、よいかもしれませんよ!

気になる作品がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね!